小林さんちのメイドラゴンは、漫画家のクール教信者氏が原作の漫画です。
クール教信者氏は、かつてアンソロジーコミックスを中心に手掛けていたのですが
2007年頃から漫画投稿サイトの新都社に作品を投稿し始め、2011年になると自らの公式サイトで発表を行った「旦那が何をいっているかわからない件」と呼ぶ作品が単行本化
翌年の2012年になると「小森さんは断れない」、そして2013年より「小林さんちのメイドラゴン」を発表するなど、商業誌の中での連載作品を多数持つようになったなどの歴史を持ちます。
この小林さんちの名ドラゴンは月刊アクションに掲載され、そして自身初となる30分枠のテレビアニメ化など2017年1月から3月にかけてテレビアニメとして放映されていました。
ただ、このテレビアニメには、第1期と第2期の2つが存在しており
TVアニメ第1期は小林さんちのメイドラゴンのタイトルになりますが、TVアニメ第2期は小林さんちのメイドラゴンSといった具合に「S」が付いている、この「S」には最強のメイドさんなどの意味合いも含まれるようです。
魅了的な可愛いキャラは男性からの注目を集めている男性だけでなく女性からの支持もあり性別に関係なく人気があります。
小林さんちのメイドラゴンには漫画本にいくつかの種類があるのが特徴で
このタイトルの後ろに「カンナの日常」(2017年2月号より連載開始)・「エルマのOL日記」(2017年10月号より連載開始)・「ルコアは・・」(2019年3月号より連載開始)・「お篭りぐらしのファフニール」(2021年1月号より連載開始)、この4つの作品が存在しているのも特徴の一つです。
クール教信者は、ウェブ漫画や雑誌などで連載を行っていたのですが
実はネット掲示板の2ちゃんねるの中で自分自身の絵を投稿したのが原点とされます。掲示板に掲載されていた漫画は、「回転寿司屋のバイトのVIPPER」のタイトルを持つ漫画になりますが
この漫画は「旦那が何を言っているのかわからない件」の前身となり得るもので、その後自分自身のサイト内で「旦那が何をいっているのかわからない件」を連載するようになると一迅社から書籍化が決定
クール教信者の名はさらに認知度を高めました。2019年10月時点ではシリーズ累計発行部数が210万部を突破しているなど、その人気が高いことがわかるのではないでしょうか。
主人公はその名の通り小林さんになるのですが、この作品における人間側の主人公でもあり
本人が自分のことを名乗るときや周りから呼ばれるときも名字が使われているのが特徴的です。フルネームは明かされていないのですが、システムエンジニアの仕事をしていることや
職場は地獄巡商事と呼ぶ会社の北千十事務所といった設定、そして26歳の独身女性です。マンションに一人で暮らしていていますが、家族は両親・下に兄弟が2名います。
システムエンジニアの仕事柄、毎日忙しい日々を送っていたけれども
ある日酔っぱらって電車を乗り過ごしてしまいます。さらに、山の中に迷い込んでしまいそこで出会ったトールを助けたことをきっかけに生活が大きく変化するようになります。
行き場を失ってしまったトールを迎え入れたことやドラゴン達に手を焼かされたりしているけれども
しっかり面倒を見て挙げている様子など、心根のやさしさ・正面から対話を試みる度胸・ドラゴン達のありのままの心も受け入れて挙げられる深い懐の持ち主、このような性格の持ち主です。
トールはドラゴンの名前で、愚痴をいい合い意気投合したなどの理由から行き場がないトールを自宅に招いてしまった、トールはドラゴンとメイド服の女の子の2つの姿に変化するのが特徴で
小林さんの家に住み込みでお世話を始めた、これが小林さんちのメイドラゴンの始まりです。トールこそが最強のメイドさんであり、魅力的な可愛いキャラになるわけです。
人間とドラゴンの共同生活を送ることになるとても不思議な物語、しかし常識そのものに違いがあるので一筋縄ではいかぬ、洗濯をするときも殺菌能力があるからといってトールは唾液で済ませようとする
雨が降りそうなときには空に向かい火を放つなど日常的な漫画ではあるけれどもファンタジー要素もあるので楽しめる作品といえましょう。
トールの言動は、この作品をみると可愛いと感じる人は多いかと思われますが
話し方やメイド服そのものに可愛らしさ感じさせてくれる、そしてトールは小林さんのことがとても大好きでいつも一生懸命な姿を見ると誰もが癒されてくるのではないでしょうか。
ただ、トールはあくまでもドラゴンですから自分の実力を終末にもたらす程度にといった具合に、様相が変貌することもあるなど恐ろしいはずのドラゴンの性格が可愛らしく描かれそのギャップの差が人気の秘密の一つです。
魅了的な可愛いキャラのトールは最強のメイドさんといえる、小林さんとのコラボを楽しめる漫画およびテレビアニメです。