私は47歳に突入し、50歳ももう目前になりました。
年齢を重ねることで、体調や生活リズムも大きく変わっていったんです。
この年齢になるまでは朝が苦手であり、目覚まし時計をかけなければ絶対に目覚めることはありませんでした。
仕事の疲れやストレスもあって、仕事が休みの土日にはお昼までゆっくり眠るのがたのしみでもあったんです。
それがこの年齢になって、今までのリズムが嘘のように突如朝の四時半になると決まって目覚めるようになってしまったんです。そのことを妻に相談すると
それは年齢を重ね老年期に突入しようとしている証拠だと笑われてしまったのです。
確かに自分の両親も、年を重ねると寝つきが悪くなったり、長時間眠ることが難しくなると言ってました。
人間は眠るのにもエネルギーや体力が必要だそうで、やはり明け方に目覚めるようになってしまったのは、私が年を取った性なのかもしれません。
家族みんなが熟睡している中一人覚醒し目覚めてしまうのはつらいものでした。外もまだ薄暗く、眠ろう眠ろうとすればするほど焦ってしまい、それがストレスにもなっていたんです。
布団の中で外が明るくなるのを待っているのも苦痛で、どうにかならないものかとずっと悩んでたんです。
睡眠薬に頼るのにも抵抗があり、どうしたものかと途方に暮れてました。そんなある日、テレビのニュースで朝活の特集が放映されてたんです。
朝活のメリットを様々紹介しており、自分以外にも若い人も非常に早い時間に起きて、有意義な時間の使い方をしていることを知ったのです。
特に主婦であり、仕事を持っていて子育てもしている人にとっては、
子供が目覚めるまでの朝の五時から七時までが、唯一の自由な時間になるらしく、その朝の時間を有効に使う人が多いことが分かったんです。
自分にはそうした朝活で総長を有意義に使う発想がなかったので、このテレビ番組を見て非常に刺激になり一気に価値観が覆りました。自分は年のせいでやむを得ず四時半に目覚めていましたが、
それを悲観するのではなくせっかく目覚めるのであればその時間から時間を有効に使っていこうという発想に変わったんです。自分はまず朝四時半に起きて
出社までの時間を副業やスキルアップの為の勉強の時間に充てようと考えました。
今私はメーカー勤務で課長職という中間管理職という肩書です。
次長や部長に出世するためには、昇進試験と面接試験をパスする必要があるんです。今の課長職での給与は決して十分とはいいがたいものです。
娘二人も大学進学を控えており、今から一番お金がかかるので何とか昇進して給与を上げたいところなのです。
通勤の行き帰りの勉強だけでは不十分であると感じていたんで、四時半から一時間の五時半までは昇進試験対策の勉強の時間に充てることにしたのです。
五時半になると外もすっかり日が昇り明るくなるので妻任せにしていた愛犬の散歩に出るようにしました。愛犬もいつもと散歩時間が違って、慣れないもので面食らっていましたが
慰安ではすっかり私と散歩に出かけるのを楽しみにしているようで五時過ぎには起きて尻尾を振って私との散歩を楽しみにしている様子です。
朝の光を浴び、人気の少ない清々しい町を20分ほど散歩し自宅に帰ります。それでもまだ朝の六時前であり、出社する時間までまだ二時間もあるわけなんです
そこで私は、昇進試験対策だけではなく副業を何か見つけ、この朝の時間に稼いで少しでも収入を増やそうと考えました。副業の比較サイトで何か隙間時間で簡単にできる仕事はないかと探していたところ
タスク入力などのライティングの副業があることを見つけたんです。
もともと大学も国文学専攻であり、小説を書いたり論文を書くといったことは苦にならない性格で
ライティングの副業なら自分でもできるのではないかと考え出社時間の八時までの二時間を、この副業時間五充てることにしました。ライティングの副業と言っても非常に奥が深く
社会情勢や時事問題、経済や紛争に政治をはじめ、時にはスポーツや芸術、美容にファッションといった分野まで書かなければなりません。
書くテーマを選り好んでいると一向に収益につながらないので、なんでも受けた仕事は書き上げなければならないんです。しかしそのことが、世の中のことをいろいろ調べ知ることになり
そして自分の知識となっていきます。さらにこうした自分の知らない分野に興味を持って調べたり、書いていくことは脳への良い刺激にもなってます。
すると自分の視野が広がり、若者文化に関しても精通するようになっていきました。
それが意外と職場で役立つようになって、はるかに若い二十代や三十代の部下たちとのコミュニケーションのネタにもなってくれ、職場での人間関係も良好になっていきました。
このライティングという副業を朝の二時間だけ毎日日課として行うだけで
月々平均4万円の副収入にもなってくれてます。朝の散歩や違う分野の副業、それに昇進試験の勉強を早朝から行うことで、今までよりも一日が非常に有意義になっているのは事実です。
